寝屋川の家と同時期に、奈良でも家づくりがスタートしています。
奈良の家の構造材は”もちろん”吉野杉。 吉野のウッドベース(旧フロンティア)の材料です。 その他の木材も、できる限り吉野の木材を使用していきます。 さわやかな秋晴れの中、出口工務店の7人の大工さんが奮闘しました。 コンパクトながら、広く住まう為の工夫が詰まった住まいづくりです。 また、OMソーラーのシステムも取り入れています。 2月末の竣工まで、Ms日記で随時紹介いたします。 ①Jパネルは、そのまま室内の壁になるので、柱間に慎重に落とし込む。 ②4人がかりで建起こし。大工さんの連係で、空間が、どんどん上へと広がってゆく。 ③住まいの形が見え始めてきた! 早い時期に形が見えると住まい手にも空間が伝わりやすい。 ④奈良吉野の杉。事前の木配りで、適材適所に構造材が組みあがる。 ⑤上棟式が始まる前に何とか棟を納めることができました! #
by msarch
| 2006-12-15 09:08
11月18.19日。秋雨の中、MOKスクールの徳島・高知ツアーに参加しました。1日目は産地直送の先駆者 徳島のTSウッドハウスの和田善行さんにツアーに参加してもらいTSウッドハウスの原木製品土場見学、TSウッドハウスのモデルルーム見学、森林林業研究所にて実物大杉材破壊実験の見学をしました。2日目は日本第一の森林率を誇る高知県で嶺北の杉のブランドを立ち上げた森昭木材の田岡さんにも参加してもらい嶺北の山で84年生の杉を実際に伐採してもらいました。また嶺北の山の中で自給自足をして暮らしている『森の達人』こと筒井さんの家にて山での暮らし方を学び、おいしい昼食をいただきました。最後に森昭木材製材所を見学してツアーを終了しました。四国の林産地は元気があり熱い志をもった人が多くとても勉強になりました。ぜひ1度訪ねてみては!
①TSウッドハウス 原木製品土場見学とても綺麗に桟積みされている木材。桟積みにもこだわりがある。和田さん曰く『桟積みの汚い製材所はたいしたことない!』 この桟積み、A型の人間の技か!! ②十年経ったモデルハウス外壁の杉板がいい色に変色しています。 ③森林林業研究所にて実物大杉材破壊実験の見学。ものすごい音をたて破壊しました。やはり節の部分から壊れました。色々な実験体があり実に興味深い施設でした。一般にE=70の杉が多い中、徳島の杉はE=90まで粘りました。強いぞ!! ④高知県嶺北の84年生の杉の伐採です。雨降る森の中、木の倒れる音だけがこだましていました。あまりの迫力と感動にしばらくみんな声が出ませんでした。自然の恵みに感謝!3世代はもたせなくては! ⑤みんなで記念撮影 ⑥森の達人筒井さんの家にて記念撮影森の中で自給自足の暮らしです。ダッシュ村のようです。 美味しいご飯もいただきました。ご馳走さま。ここの筒井ファームとても良い景色。是非共また行きたい。 ⑦森昭木材の市場見学です。杉はおもしろい。育つ場所、手入れによって大きさが本当に違ってきます。写真の杉は70年生の杉です。直径は1mほどあります。④の写真の木より10年も若いのに大きさ(直径)はこちらの木の方が倍大きいです。 #
by MsARCH
| 2006-11-28 13:21
建替えです。25坪の敷地、袋小路での施工です。
2世帯可能な住まいを目指しています。 構造材は高知県森昭木材の85年生の杉。みごとです!! 赤身がやさしく美しい!! 3階建てゆえ基礎も(ア)180㎜、鉄筋もたっぷりと入っています。 ご近所のみなさんが、鉄骨か鉄筋の住まいが建つのかと驚くほどでした。 地盤も軟弱なためコンクリート杭を22本も打ち、まさに『頑丈で長持ちする住まい』の見本のような建物です。しかしただ丈夫なだけではありません。生活の提案含めた室内の杉をデザインする技、便利さがあちこちに取り込まれています。 ①25坪の敷地に22本のコンクリート杭!! ②頑丈な地盤に頑丈な基礎!! ③2階LDKの登り梁、桁の組み方が美しい! ④敷地南側から見ると全体の形が見えます ⑤みんなで無事上棟できたことを祝い、これからの作業の安全を祈りました #
by msarch
| 2006-11-02 10:10
9月9日に地鎮祭を行ってから、1カ月が経過した10月15日。
さわやかな秋晴れの中、日向の家が上棟を迎えました。 九州で育った杉の木を、春に福岡の杉岡製材所で製材し、じっくりと天然乾燥させていた材料を、三郎建設のベテラン大工さんの手刻みにより加工するという理想の形で組みあがりました。 この日の、正午から始まった上棟式では、神様へ上棟の報告とこれからの安全を祈願した後、近隣の方々を集め、餅まきを行いました。吹流しも高々と飾られており、 大阪では、ほとんど見られなくなった上棟の光景がありました。 式後の宴は、飲んで歌ってとにぎやかな宴となりました。 ①日向の家は平屋建て。敷地が国道10号線から5m程上がっているため、建物を低く押さえています。上棟式当日は、昼まで野地板を張る作業を行いました。 ②連続してかかる大屋根の登梁。美しい構造材が連続する。 ③青空を彩る吹流し ④上棟式 餅まき後 宮崎の芋焼酎を飲みながらにぎやかな宴が行われました。 もちろん運転手は飲んでません。 ⑤上棟式終了後の棟梁と住まい手 #
by msarch
| 2006-10-18 10:16
2006年6月5日の日記で上棟までをお伝えしていた鳥取県 大山の家が竣工しました。真正面に大山が見える、店舗(パン屋さん)付きの住まいです。
大山の雄大な環境、冬場のきびしい環境の中にありますが、積雪屋根荷重は1.86m、屋根に積雪があっても十分な耐荷重にしています。また、大山からの風に対しても十分に耐える木の箱です。 外部の杉板はすべて赤身材のみを使用し、耐久性が大きいため塗装はしていません。時間の経過と共に自然色に変化することでしょう。 伝統工法に基づいた真壁工法を基準としていますが、寒冷地のため外部断熱通気工法の次世代断熱基準に性能を上げています。 ここで使用されている構造材(柱・梁・杉三層パネル)は鳥取県産であり、ウッドマイレージ(運搬距離)も短く、環境にやさしい県産材です。 伝統工法に基づいた施工ですが、自然災害に対して大きな外力に対応できる真壁対応の接合金物(Dボルト)も使用し、構造安全率は全て1.5倍の強度を持たせています。 室内の仕上材は全て自然素材のもので構成されています。珪藻土、サワラ、タモ、クリ、杉などの壁、床、造作です。 空気のきれいなこの環境で経年変化してゆく無垢の材料。 それとともに住まい手さんによって使いこなされていくシンプルな木の住まい。 これからが楽しみです。 #
by MsARCH
| 2006-09-29 15:25
|
カテゴリ
以前の記事
2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 01月 2004年 11月 2004年 09月 2004年 05月 2004年 04月 2004年 03月 2004年 02月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||